👆私の魚料理のイメージ
目次
魚料理が嫌いなことにちょっと劣等感あり
子供の頃から魚料理は苦手です。
だって生臭いやん。
子供の頃、まあまあ唯一嫌いではなかったのは鮭の塩焼きのみ。
学校給食の魚料理は苦行。鼻をつまんで飲み込んでいた。
お寿司もお刺身も食べたくない。お寿司はかんぴょう巻きと玉子のみ。
夏の風物詩ウナギのどこがおいしいのかわからない。
母がよくカキフライを作っていたけれど、食べると頭痛がしちゃうんだよね。
サンマの塩焼きを初めて食べたのは高校生の時、友達の家で。
骨の取り方もわからなくて友達が
「信じられない」
と言いながら全部取り除いてくれて、食べ方を教えてくれた。
ありがとう。
私は不幸らしい
「こんなに高くて美味しいものが嫌いなんてなんて不幸な人。」
と言いながら数の子やウニを目の前でたっぷり、しかも時々お弁当にまで詰めて持ってきていた同級生。
たまにはおにぎりの具に入れてまでして持ってきていたけれど、
高いって何よ。不幸ってどゆこと?まったく💢。
食べない方が幸せだからなんともなかったよ。
世の中では魚が健康に良いと言っているし、
カルシウムだDHAだなんだかんだといいことばかりらしいし、
フグはとてもおいしいらしいし、
お寿司は国民食だし、
お子さんには魚料理を食べさせましょうとか言っているし。
実はひっそり劣等感なので、あまり表立って「魚嫌い」とは言えずにここまで来てしまって。
知人友人同僚との外食ではなんとなく食べている。食べられないわけではないので。
子供には魚料理を食べさせなければならない。しかも料理しなくてはいけない
一応母親だし、私の都合で魚が食べられない人にしてしまうわけにはいかない。
頑張る。とても頑張る。
強制的に毎日「魚・肉・魚・肉・魚・肉」のルーティーンで料理する。
とはいえ鮭、アジの干物、サンマ、ジャコ、アジフライ、ししゃも、貝のお味噌汁がせいぜい。
サバの味噌煮はどうやってもおいしくならない。
イカフライは油が跳ねて熱いし汚れるし、嫌だ。
そのうち生協で
「味付け済み」「衣が既についているから揚げるだけ」「湯銭で温めるだけ」の商品を見つけて
「天の助け」と購入するようになる。
たまあにお刺身でごまかす。
カツオのたたきもニンニクとオリーブオイルで周りを焼きなおしてなんとか食べる。
そういえば結婚前の顔合わせ食事会、行ってみたらカニづくし。
大変。苦行。
まだ遠慮深かった(ひひひ)頃だから嫌いなことは言えず必死で食べたことを思い出した。
そしてついに子供たちに
「お母さんの作った魚料理で1番美味しいのは、生協のさばの味噌煮」
と言われてしまった。コラ。
「物心がついたから言うけどさ、お弁当嫌いなんだよね」息子が高校生3年生の時に言った事今?もう育てる人はいないからさ
お魚料理とはさようなら。栄養のことはもういいや。
今はお魚ソーセージとシーチキンとジャコピーマン、ちくわやさつま揚げ等の練り物。
一応原材料が魚チックなものを時々食べている。
この辺は生臭くないから、むしろ時々食べたくなるんだ。
あ、あさりは好き。
そして幸か不幸か50歳過ぎたらお刺身でおなかを壊すようになってしまった。
なんでかな。よかったよかった。
お刺身とお寿司もさようなら。
ニンニクとオリーブオイルは味方
ニンニクとオリーブオイルを使ったお魚はおいしい。
ということに最近ようやく気が付いた。
グリルしたお魚はおいしいし、シーフードパスタやパエリアをよく作るようになったよ。
生臭さと感じることがなければおいしいと感じるみたい。
もっと早くわかっていれば、子供たちに作ってあげられたのにな。
結局料理が下手なのよね。
食育には成功していた(ようだ)
しかし!娘は魚料理が大好きな大人にいつの間にかなっていたの。
息子もお刺身が一番好きな食べ物らしい。
なぜかしら?
外の世界のおいしさと私の下手さの極端なギャップに逆に開眼したのかしらねぇ。
そしたら私の魚料理は食育の一翼を担っていたわけだわ。
なんだ。食育成功だわ。よかったよかった。
2022年8月17日 水曜日 -45-