掃除をしない娘が「掃除をするようになった」話。

娘はお掃除が嫌い。

嫌いではあるのだが、

例えば学校や職場では、床に這いつくばって見えないところもきれいにする位頑張るらしい。

ところが家ではその気持ちが起きなかったようで、

自分の身の回りを整える、ということについての優先順位は彼女の中で最も低い。

とにかく散らかっていた。

ひょっとして天才だからなのか?

あなたは「のだめ?」(漫画「のだめカンタービレ」。ピアノは天才的だが汚部屋に住む主人公)だからこんな部屋に・・・。

ひょっとして、これから天才になるの?

例えばアインシュタインのような天才と呼ばれる人の中には、驚くべき才能を発揮する一方で片付けはできない人もいる。という話も聞くし、

ということは、

いつかうちの娘も驚くべき才能を発揮する日が来るのか?

それなら叱ってばかりの私は、彼女の才能を潰しているのかも?

・・・いつ?いつまで待てば?

いつ・・・・

そんなことより今!

い・ま〜!!

母

片付けなさい!!

と散々叱ったものです。

社会人になってからのお掃除の避けかた

一人暮らしの頃

お掃除ロボットと仲良し。親友。同居人。

娘

お掃除ロボットがかわいくて、掃除してもらうために床に物を置くのをやめたんだ

それはそれで片付けているともいえる。

そして、

娘

できないのなら、始めからやらない

嫌いなんだから、できないなら始めからやらなければ良いと、

料理と食器洗い一切をやめて、

調理器具はビニール袋に入れて見えないところにしまっていた。

これはこれで賢い優先順位の付け方。と私は思うことにしている。

1年半程「弟」と暮らしていた頃は

もちろん几帳面な弟に洗濯以外の一切をお任せ。

これはこれで適材適所

でも時々弟に

息子
息子

汚(お)姉ちゃん(おねえちゃん)

と呼ばれていたけどね(笑)

・なんと、几帳面な人になっていたのだよ。

さて、この4月から、

娘は、かねてからお付き合いしていたパートナーちゃんと暮らし始めました。

6月にお祝いをかねて、娘たちと、私の友人(第2の母ということでゴッドマザーと呼んでいる)と私の4人で食事をした時の事なんだけどさ、

娘のことを

とっても几帳面で、お掃除もしっかりとやってくれるので、毎日助かっています。

わたしとゴッドマザー
わたしとゴッドマザー

えっ?えっえー!?!?!?!?

わたしとゴッドマザー
わたしとゴッドマザー

いやいやいや

誰のことを言っているの?

ちょっと待って?

几帳面?お掃除しっかり?

今日ここにいるのは誰ですか?

今日ここにいるのは本当に私の娘ですか?

一緒に暮らしているのは私の娘ですかああああ?

娘はあさっての方向を見つめ、私とゴッドマザーと目を合わせようとしない。

パートナーの彼女は、私たちの驚きぶりが不思議だったみたい。

???そんなに?

そんなことないですよ。ほんとに一生懸命やってくれます。

い、いやでも、つい最近までお掃除しない人だったよ。弟がお掃除してたんだよ。

ていうか、ホントに私の娘なのか?(リピート)

今のところ、3ヶ月続いているから大丈夫だと思います。

せっかくなら続いてほしいよ。

ていうか、ホントに私の娘なのか?(リピート)

ほえー。人って変わるもんだねえ。

大丈夫。3ヶ月続くのなら、この先も続きます。

そ、そう?ありがとう。どうか娘をよろしくお願いいたします。

おおらかで優しいパートナーちゃん。

頑張ってるんだねぇ。娘は。

補足:後日、食器洗いだけはどうしても苦手なので、食器洗い乾燥機を買ったそうだ。

ま、いずれにしても自慢の娘だからね。私が育てたから(笑)

娘の誕生日に添えて
・・になるのか!?

2022年9月25日 日曜日 -84-