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・帰りが遅くなる息子のために夕食を用意しておくのだが、面倒くさがって食べないんだって。
職場の同僚が「大学生の息子が用意した夕飯を食べてくれない。」と嘆いていた。
バイトで帰りが遅くなる日、彼女は夕飯を用意して先に寝るそうだが、朝起きてみると、食べてあったりなかったりだそうだ。
私がなんで息子さんは食べないの?と聞いたら、「たぶん用意が面倒くさいから」ということらしい。
面倒?準備することが?それなら
「ご飯もお味噌汁もおかずもよそってラップをかけてさ、トレーに食べるものを全部のせて、トレーごと冷蔵庫に入れておいたら?電子レンジで温められるだけにして。今日のごはんはこれだよ~、ってわかるじゃん。」と話したら、翌日「食べた~」と喜んでいた。
さらに「バイトではない日も何時に帰ってくるのかわからないし、夕飯もいるのかいらないのかわからないから一応用意しているのだけれど、友達とご飯食べてきたり飲みに行ったりしたら食べないし・・・。」
とため息をついている。
え、じゃあ連絡してもらえばいいじゃないの。
と言ったところ、そう頼んでも連絡してくれたためしがないって。
息子・・・・
それなら連絡がないなら用意しなければよいのでは?とつい言ってしまったが、そんなに簡単に割り切れないって。
そうかー。
・うちは夕食の有無は18:30までに連絡してくるルールだった。
子供が大学生になって帰りが遅くなることが増えた頃、
「当日夕飯がいらないなら18:30までに連絡してきて」と言ってあった。
食べないなら食べないで構わないよ。せっかくのキャンパスライフだしね、友達とごはん食べよう、て事になることだってある。
ただ、さっきの息子さんみたいに食べたり食べなかったりだとして、食べなかった料理は翌日お母さんが食べて食品ロスは防げたとしても、食事を作るためのコストや労力や作る人の気持ちに思い至るようになってほしい。
・自分の行動の裏で他の人が自分のために何をしているのか想像する。
夕飯を食べる食べないはそのほんの一例で、夕飯に限らず、学校でも仕事でも、もちろん毎日の生活も、
『自分の行動の裏で他の人が自分のために何をしているのか想像して行動する。』
そこなのさ。
子供たちは連絡をうっかり忘れて「あっ!どーしよう」となると、おそらく泣く泣く友達との予定をキャンセルして帰ってきていたと思う。
きっと
お、おがーさんが怖いから帰る・・・涙
今更だが、ごめんねぇ。怖いお母さんだったな。
まあでもうちの子達、たぶんほとんどはちゃんと連絡してくれていた(と思っているが、本当はどうなんだろう?)から、とても助かっていたよ。