・重量級の妖怪か何かが乗っかっている。
子泣き爺が載っているのか?それとも何かに呪われている?恨まれている?と本気で思うくらい腕が重いのだ。
初めは肩甲骨回りが「こる」というか痛いというか。
「これは筋力の衰えからくるものだな」と自己診断して腕と肩甲骨のトレーニング(ネットで探して自分で)をやっていた。
だから筋肉痛になって、だからそのうち痛みは取れるでしょ、とせっせと筋トレを続けていたが、筋肉痛のはずなのにひと月たっても痛い。そして重い。
だんだん痛みが増している。
今日はついにスマホを持つのもなんだか嫌な感じ。
車の運転もハンドルを回すときに渋い顔になる。
砲丸投げの球が腕についているような、鈍い重さのような痛みのような感覚だ。
これはなんですか?
・これまで年齢的な身体「こり」類とはほぼ無縁の生活を送ってきたのに。
周囲が四十肩だ五十肩だ、腕が上がらない、しびれる、湿布を貼った、整骨院に行った、針治療をした、あっちが痛いこっちが痛いと言っているのを尻目に
皆さま大変ねえオホホホホ~
とやってきたつけがまわってきたのか、ズドーン、ドォーン級な痛みである。
厄介なのは、痒いところに手が届かないことだ。今までできていたのに、痛くて背中に手が回らない。
そしてこういうときに限ってやたらと背中が痒い。
孫の手がないと背中もかけない。
・50歳を越えてからはやっとこさ生きていると思っている。
元々「ヒト(私)」の物理的寿命は50歳が限界だと自分では思っているのに、56歳まで来てしまった。
だから生きているのは奇跡に近い、と常日頃から論じている。
もはやおばあさんのカテゴリーだ。
サザエさんちの波平さん(54歳)とフネさん(50歳台←公式サイトによれば)の年齢もいつの間にか越えてしまっている。
もう美人薄命とも言えなくなった。
「何を言ってるんですか。とっくにずいぶん前からそう主張できるお歳ではありません笑笑」と年下の同僚に笑われた。
既に私の身体の細胞だってものすごい速さで死んでいってるわけだし、それは止まることはないでしょ。
あちこちガタがきて当たり前である。
奇跡的に生きているために身体がついていけず、悲鳴を上げてんだろう。
こうなったら機械の身体を手に入れるしかないのか(銀河鉄道777)。つまらないギャグでスミマセン。
機械の身体より痛み止めだ。今はセデスがあるからセデスを飲もう。
56歳になったとたんにこれだ。 どうなる私の身体。