私の英語力とアジアの英語。

・いよいよ来日。

もうじき仕事がてら観光(仕事:観光=1:5)のためにマレーシアから来日する友人とは、それこそ2か月前からホテルだ新幹線だどこへ行くだ、高いの安いのさんざんやり取りをした末、最近ようやくスケジュールがまとまった。
10日後に関西空港に降り、まず3日間京都を一人で回って、それで2週間後に私と母、子供達と合流してみんなで奈良に行く予定だ。楽しみだわぁ、と思っていたら、彼女からメッセージが来た。

Good morning!!!! 1 more days as I will be in Japan, and two more weeks and I will see you guys again.

おはよう!あと1日で日本に、そして2週間後にみんなと再会だ!

んんん?ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って?
明日来るの?明日?今までそんなやり取りをしてたっけ?来るのは10日後じゃなかったの?
私の英語力はここまで破綻しているのか?明日来る!?!?と相当慌てたのである。

友人は日本語は流暢だが、書くのは苦手なため、メールやラインのやり取りは全部英語である。
なんとか英語でやりくりしていたのだが、もはや明日来ることに今まで気がついていなかったとは。
そんなあ。ほんとに落ち込むわー。

それでもここでゴニョゴニョごまかして、さもわかっていた体で話すのは日本人の、いや、私の良くないところ。
言語による間違いは危険だ。
手違いがあったらしゃれにならないし、ここは私の英語力のなさを正直に伝えてしっかり確認しよう、と

私「えっと、来るのは明日に変わったの?仕事が早まったの?」と恐る恐る聞いてみたら、

あー!あはははは!間違えた間違えた!10日後だわ!ごっめーん。

と、明るい返信がきた。そ、そうだよね。daysってなっていたし。

・・・・・メッセージを送る時は、書いた文章を読みなおしてから送信しましょう。

ひとまずほっと胸を撫で下ろした。とにかく予定通りにやってくるのならよしとしよう。

・まだまだ未熟な私の英語の世界。

ところで今回色んなやり取りを友人としていて、全然知らない略語にいくつか遭遇した。
母語でない言語でのやり取りは神経を使う。
だから、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」だと肝に銘じて色々聞いた。例えば

 “tq “
tqは東南アジアの英語圏、特にマレーシアでよく使われるらしくて、 “thank you  “の略語だそう。

 “pls “
これはなんとかたぶん “please “でしょう、文脈からして。正解。ご当地英語ではなく、一般的にSNSやメールなんかでよく使われるみたいよ。

 “atet”
調べても分からなくて、「こ、この単語はなあに?」と聞いたら  “after  “のタイプミスだった。ほー。

タイプミスなんだか私がわからないなのか、もはや見分けがつかない私の英語力。がっかり。

・独特なアジアの英語も面白い。

余談だが、アジアの英語圏は語尾に独特の言葉がつくことがある。例えば、マレーシアやシンガポールでは
This is good, isn’t it?→This is good, lah?とかね。「ら〜」と発音。

スリランカに行くと、
This is good, isn’t it? → This is good, Noh?「の〜」と発音。

いわゆる付加疑問文の「~だよね?」の「ね」が「ら〜」だったり「の〜」だったりする。
これに慣れちゃうと、いざ ” isn’t it ? “と言う場面で出てこなくなる。でも可愛くてつい使っちゃう。
もうじきやってくるマレーシアの友人なんか、しょっちゅう “Lasy,lah ~”(面倒くさい〜)って言って家でゴロゴロしていた。

さて2週間後、どんな再会が待っているかしら。