ついに五十肩が来た 急性期の症状

・人はこれを五十肩と言うそうだよ。

今年に入って、「腕の可動域」が急に狭くなった。私の腕は肩から上に上がらず、下にあるものを取ろうにも痛みを伴って「アイタタタ」が口癖だ。上にも下にも動かすたびに痛みが走る。常時筋肉痛の気持ち。
ほんと、こんな毎日、もう笑うしかない。
まるで介助が必要な高齢者。もう?困るよ。と思って調べたら、どうやら五十肩という症状らしい。

背中に手が届かない。

お風呂で背中を洗おうにも腕が痛くて背中に届かない。
反対側の肩に腕が回らず肩を洗えない。

服が脱げない。

腕を身体前で交差させて脱ぐことができない。腕が肩から上に上がらない。

ボタンのついていない被り物の伸縮性のないブラウス類は、首も腕も抜くことができず、服が破けるのかと思うくらいあっちを引っ張りこっちを引っ張りして少しずつ脱ぐわけよ。
じたばたしてようやく首から洋服が抜けた時には髪はボサボサである。

後ろにある物が取れない。

車の運転席から後部座席に置いてあった物を取ろうと左腕を後ろに伸ばしたら、瞬間的に運転継続が危ぶまれる位の激痛に襲われる。

寝返りができない。

寝返りは無意識でするものでしょ。そのため無抵抗。痛くない方法を取る間もなく寝返っちゃうから、その度に激痛が走り目を覚ます。

「太もも」もずーっと痛いんだよね。これは五十肩の派生型?五十もも?

同じ頃から「太もも」も、立っている分には痛みもないのに、腕だけではなくこっちも常に筋肉痛のような状態だ。

・正座が痛くてできない。
・ちょっと屈んで膝を曲げただけでアイタタタとなる。
・座った状態から立ち上がる時は無意識にどこかに掴まりながら立ち上がる。
・掴まる所がないと、うー、と顔をしかめて痛みを我慢して立ち上がる。
・椅子に座っていて立ち上がろうとすると、下半身が固まっていて動かない。そこから無理に立ち上がると、また痛みが出て「アイタタター」と無意識に声が出る。

・もうじき半年経つのに、とにかく身体中、毎日毎日痛いわけ。

五十肩がどういうものかを知らなかった私は、五十肩とは思わず、可動域が狭くなったのは運動日頃の運動不足だろう、と腕の筋トレを始めた。ついでにスクワットとせっせとやっていた。シコ踏みもやっていた。
ところが何日経っても何週間たっても良くなるどころか悪化しちゃった。今、とてもじゃないけど痛くてできない。

わけがわからず色々と調べていて、ようやくこれが世間一般的に言われる「五十肩」というものだと知り、しかも一番痛みが強い「急性期」に安静にしなければならないところを、運動不足だからと思っていた私はやってはいけない筋トレをせっせとやっていた。

聞くところによると、五十肩は最初の2週間位が急性期でものすごく痛くて、その後徐々に軽減して半年くらいから2年位で放っといても回復するらしいじゃない。「太もも」も治るかなぁ。
ま、それなら病院には行かなくてもいっか。(別の病気が潜んでいる場合は要注意だそうよ)
私より一足早く可動域が狭まった友人は、数年したら、急になんともなくなったそうで、今は「五十肩ってなに?」と痛がる私を見て笑っている。む~。


人間の身体って。変。しょうがない。
痛い痛いと言いながら過ごすか。