3か所で同じ時間に仕事をする。身体が3つ必要になった話

身体は一つ。担当の仕事は3か所で同時刻に開始

イベントの応援要員になった

あるイベントに応援で出ることになった。実施1週間前に配られた運営マニュアルの担当表を確認したら、私の名前が3か所にあって、しかも同時刻に違う3か所でスタンバイしなければならない。

これは大変、どうなっている?とマニュアルをじっくり読み込んだが、やっぱり身体が3つないと無理だよなあ。

3か所で仕事ができればお弁当も3つ手に入る可能性

それぞれの昼食時間にお弁当の配給がある。
「頑張れば高級仕出し弁当が3つ手に入るかもしれない。なんとか3か所で同時に仕事をしてお弁当を3つ手に入れる方法はないか」とマニュアルを前に長時間腕組みをしていたら、
上司が「オカユさんなに悩んでいるの」と聞いてきた。

実はお弁当が3つ手に入りそうなんだけど、身体が3つ必要で、どうしようかな、と思っていたところです。と話したら、

「あのね、さっさと担当者に問い合わせしなさい」と叱られ、しかたなく担当者に「どうやら身体が3つほど必要です」とメールをした。
そしたら即返信が来て「ほんとにスミマセン。こちらのミスです」と担当を3つから1つに減らされてしまった。
お弁当も一人1つだって。

複雑な運営。担当者も私達も混乱

私の他にも身体が2つ必要な人や、あっちからこっちへ瞬間ワープが必要になってしまった人とかがいて、みんな混乱している。
このイベントの担当者、ほんとに大変そうだ。

まあでも、例えば「なに、このマニュアル間違いだらけ。私の担当が3つもあるよ。何考えてるの、当日これじゃ困るじゃない。しっかり業務の割り振り作ってよね」とクレームを言うこともできる。
もちろんその通りで、これでこのままいったら絶対に大失敗である。

でもクレームを入れるのもお気の毒な位、時間配分や人の手配が大変なイベントだし、さて自分だったらどこまでできるだろうか、と考えたら人の事を責めることはできないなあ。

こんな複雑なイベント、むしろ同情。もちろん完璧な準備をしたい。当日の失敗は許されないし。
でも当日わかって大パニックになるよりは、一週間前に色々と出てきてよかったよ。
当日スムーズな運営をするために漏れや修正の「洗い出し」をやっているんだな、と考えることにした。

実施1週間前に運営マニュアルが配られただけでも良しと思うよ。前回は配布されたのが2日前で、じっくりと読み込む間もなく当日を迎えた末に

「後は野となれ山となれ大パニック」

だった。懐かしや。

さて今回はどうなるかな。仕出し弁当は何かな。