近眼で老眼、そしてパソコン画面がボヤけて見えてしまう人に超オススメの「近近メガネ」

近近メガネとは

近近メガネとは、1メートル先位までの距離のピントと、手元のごく近い距離用にピントを合わせたメガネの事だ。

私の場合、普段は近視のメガネをかけつつ、老眼だからと手元の書類を見る時はメガネを外して文字を見たり書いたりしていた。
ところが今年の4月に部署が異動になった途端、パソコンの画面にピントが合わず、なんとなくボヤけて見えるようになってしまったのだ。
異動した新しい職場の照明が前の部署に比べて暗いせいなのか、パソコンを使う仕事が増えたため急に視力が落ちたのか。加齢がさらに進んだからか。

PC画面がクリアに見えないと効率も下がる。クオリティも下がる気がする。集中も続かない。
ボヤケて見えるからピントを合わせようとして目に力を入れるから、目つきは悪く、目も疲れるし、毎日イライラする。
今のメガネでは仕事にならないと、メガネ屋さんに駆け込んだ。

そして作ったメガネは、遠近両用ではなく、「近近メガネ」という初めて聞くメガネであった。

「近視が強い+老眼」場合、仕事用には「近近メガネ」というレンズが良いようだ

→私の年代(57歳)では、ピントを自力で合わせる力はもうほぼ「0」

てっきり「遠近両用メガネ」にすると思っていたら、メガネ屋さん曰く、遠近両用レンズはメガネの上部は遠くに、下の方は手元にピントが合うように作る。でもそれだと目から約3、40センチ先のパソコンの位置にはピントが合わないとのこと。

試しに遠近両用のレンズをかけてみたら、遠くと手元は見えるが、パソコン画面とその周辺の景色が歪み、大きな文字すら読むことができない。目の前が歪んで気持ちが悪くなる。
さらに「実際、お客様の年齢になると、ピントを自力で合わせる力はもうほぼ「0」なのです」とトドメの一言。

私が困っているのは仕事中にパソコン画面がよく見えないことだ。メガネ屋さんはパソコンを実際に私の前に置き、私が普段パソコンを使う位置や高さを再現し、見え方を確認しながら度数を合わせてくれた。

そして出来上がったのが、職場のデスクにあるパソコン画面と手元の書類を見る専用の「近近メガネ」だ。
ぼやけて見えていたことが嘘のようにPC画面がクリアになった。
「近視用」に比べると遠くがぼやけるようにはなってしまい、その差に慣れるまで数日かかったが、慣れた今は快適である。

近視、近々、夜の車の運転用、と3つのメガネを使って生活している。荷物が増えて大きなバッグを持つようにはなったが、目は楽になったからよし。

というわけで、普段は『近視用メガネ』を使い、仕事中は『近近メガネ』を使うことになった。

実はもう1つメガネを持っていて、これは暗くなりかけた夕方から夜と雨の日の車の運転用。
視力が落ちるのかピントが合わないのか、車の運転に不安を感じるため、50歳の時に度数を1段上げたメガネを作り使っている。

3つのメガネを持ち歩くので、バッグも一回り大きくなった。バッグの中にメガネケースがゴロゴロ入っている状況に笑ってしまったが、おかげで毎日だいぶ快適に過ごせるようになった。
こうなったら3つでも4つでもいくつでも持つさ。

「近視かつ老眼」の物の見え方。メガネをかけると近くがみえにくい。