「6」という数字は逆さからみたら「9」
3年前に「多様性」についての講演会に行った時、
「”6”という数字は逆さからみたら”9”とも見える。物事を一方のみから見るのではなく、反対側からも見ると、違うものが見えてくる」
というお話を聞きました。
感動。
これって普段の生活もそうじゃない?
もしかして、「正しい」は、私にとっての「正しいこと」?「常識」というのは私の「常識」であるだけでは?
「これからは色々なことを違う角度から見て、それから判断していこう。正しいと思っていたことや常識、しきたり、なんかも見直してみよう。自分の考え方の幅が広くなるかも、自分とは違う意見にも納得がいくことがあるかも」
などと真面目なことを書いていますが、
自分に都合の良いカレーの話です。
カレーの話です
カレールーの後ろに書いてある「作り方」のうち、具材を炒める工程を省きました。
今日はそのお話。
やめた理由は「コンロの掃除が面倒だから」です。
油を使う料理は、どうしても油がコンロに飛びます。
そのままにしておくと見た目が悪いし、時間が経つと掃除が大変になるだけなので、油料理をした日は、毎回コンロや五徳の掃除をしていましたが、
①掃除は疲れる
②掃除の回数を減らしたい
③でもコンロが汚れたままなのはいや
④カレーは好きなので食べたい
で、カレーを食べて、かつ①②③を軽減するために「炒める事をやめたら油飛ばないな」に至りました。
掃除優先な私です。
やめたことシリーズ :朝ごはんの支度第1段階:ルー以外の材料を鍋に全部入れて火にかける
レシピには「玉ねぎが透き通るまで炒めて、あくを取って、云々」とあり、もちろん「作り方」が一番おいしくできる基本中の基本だと思っています。
が、ルー以外の材料を全部入れて、サラダ油をひと回しして火にかけました。
具材をしばらく煮込んでから火を止めてルーを入れる。ここからはレシピ通り。
いやあ。美味しい。いつもと同じ。へー。満足。家族も気が付かない。
第2段階:カレールーも最初から入れて火にかける
じゃ、もうひと手間省いちゃえ。
と今度は最初からルーも入れて火加減だけ注意。
→できた。あれ?「いつも私が作るカレーだわ。普通においしい」
味が変わらないのは私に理由があったのね
なんだ、どっちでも同じじゃん。
ではなかったのです。
もともと私が「作り方」通りに作っていなかったのだ、ということに気がつきました。
早く作りたくて、玉ねぎが透き通ってくるまで炒める。中火で火が通るまでことこと煮込む。やっていなかったですね。
「さささっと炒めて水入れて、沸騰させてガラガラ短時間で煮込む」だったわ。
普段からほとんど「全部お鍋に入れて煮込む」だったのか。
ということか。
ずーっとこの味で食べていたので、改めて「鍋に入れて煮るだけ」をやったところで違いがないわけだわ。
なるほどねー
冒頭の、「色々なことを違う角度から見よう」をカレーで応用よ!と立派なことをしようとしました。
結果、適当に作っていたことが判明。
というオチではありますが、まあでも、よしとしよう。
カレーはいつも通り美味しいから。
【やめたことシリーズ】は、ほかにもあるので、良かったら見てみてください~
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