働きたくないと言ったら

・働かないとしたら、いくらあれば生活していけるのだろう

「月5万円の年金で素敵に暮らす」「ぜいたくをしないで暮らすには12万円必要」「年金16万円でも足りない」等々と世の中の50代、60代のおひとり様方は言っている。

総務省の調査結果では、65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)実収入は134,116円、可処分所得(※)は121,469円。
ただ消費支出は149,286円で、27,817円の赤字なんだって。しかも実収入134,116円のうち、社会保障給付(年金など)は121,629円。

※収入から税金や社会保険料などの必須支出を差し引いた後に残る金額

私、そんなに年金もらえないよ。

・いくらなら安心で、いくらだと貧困で、いくらあれば足りるのか

私も58歳でおひとり様なんだけど、働かなかったとしたら毎月いくらで生活していけばいいのかしら。いくらなら安心で、いくらだと貧困で、いくらあれば足りるのか。

無職だと収入がゼロでしょ、年金支給までまだ7年ある。しかも専業主婦→第3号のパート→派遣社員だったから、厚生年金に途中から加入したとはいえ、年金支給見込みはせいぜい7万円位だ。ということは、65歳からは月7万円で生活しなくてはならない。

65歳から収入7万円。総務省の調査結果と比べて収入はマイナス50,000円以上(可処分所得で計算)だ。そして調査の通りに支出があったら毎月マイナス79,000円だ。あと20年生きたとしたら65歳から19,000,000円も足りない。

しかも年金支給までの58歳から64歳まで7年間の生活費、計算上は11,265,744円必要になる。いやいやいや、変でしょこんな数字。それに今そんなに貯金ないし。

・年金月7万円だけで生活はできるが、健康必須で旅行はあきらめ洋服も買わない

ちなみに先月一ヶ月の食費は約22,000円だった。食費以外は14,000円で、これに住居費、光熱費、通信費、医療費が上乗せされる。

健康であることが必須だけど、そんなわけにいかないでしょ。しかし7万円じゃ医療費に多くを割く余裕はない。旅行はできないし、洋服もめったに買えない。住まいも賃貸だったら不可能。

働かなくてもお金を使わなくても楽しく暮らす、というのをやってみたいのだけどなぁ。

家 計 調 査 報 告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要(総務省統計局).p17
(2025年4月16日利用)