仮説:ベンジャミンの新芽のタイミングは人間のメンタルと同期している。

・うちには樹齢20年以上になる観葉植物、ベンジャミンがいる。

挿し木をしたのが根を出し、スクスク育って今や150センチを越えるまでになった。

挿し木でそのまま育てたものだから、
世間一般的なベンジャミンの幹が編んである形状はしていない。
野生って感じ。

私は去年まで、ベンジャミンは落葉樹だと半分思っていた。
なぜ半分かというと、そんなはずないよなあ、て思いつつ調べていなかったからだ。

毎年夏になると室内から庭先に出していた。
外の空気と夏の明るい陽射しを少しでも受けてくれれば
ぐんぐん成長してくれると信じていたから。
事実、外に出すと新芽がたくさんでて、背も伸びて、立派な姿になる。

・全くもって誤り→”冬は葉が半分落ちるから、落葉樹のはずないけどきっと「落葉樹」”

で、それを秋になると室内に入れていたのだが、入れてしばらくすると、
半分位の葉が枯れて落葉してしまう。

かくして室内にある間は「スカスカ」なベンジャミンになってしまっていた。
ちょっとかわいそうな姿になる。
でも春、外に出すと再び新芽も出るし、丈も伸びる。
毎年ずっとこうだからそういうものだと思ってたんだよね。
「ウン。落葉樹のはずないけど、落葉樹」
と自分で納得していた。
だからこそ、毎年暖かくなるとせっせと外に出していたのだが、

去年は面倒で外に出すのをやめてしまった。

夏になると外には蚊がたくさんいて、
刺される度に膿んでしまう私は全身フル装備、
つまり長袖長ズボン、帽子に防虫スプレー全身が必須なのだが
年々毎日この装備をして水やりをする体力と気力がなくなってしまった。

それに、よそ様のベンジャミンは皆室内にいらっしゃるから、大丈夫でしょう。

そしたら、葉っぱが一枚も落ちることなく冬を越したのだよ。

こうなってようやくその理由を調べてみると、
育てる環境が変わると葉が落ちてしまうことがわかったよ。

室外から室内へ。これが繊細なベンジャミンにはきついことだったんだねえ。

今まで20年もそんな過酷な目にあわせてきてしまい、本当に申し訳ない。
これからは室内で過ごしてもらうことにする。

・仮説:ベンジャミンの新芽が出る時期が息子の状況に影響されるんだよ。

あんまり、いや、まず真に受けてもらえないのだが、

新芽を出すタイミングには人間のメンタルが関与していると思われる。

その理由は、

まず、ベンジャミンは4月から5月になると新芽が出始めるということなのだが、
うちのベンジャミンはその時期がてんでバラバラだ。

そして新芽の時期とうちのイベント、
特に息子のイベントが関係しているのでは、と
私は仮説をてている。
例えば

2月の中頃から新芽が出始めた年
→息子の大学受験が終わり、志望大学に合格した頃。

7月に入りようやく新芽が出始めた年
→息子がニュージーランド留学から無事に帰って来た頃。
この時は新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まった当時で、
飛行機が飛ばなくなり、日本に帰る手段がなくなってしまった。
留学期間が終わっても帰国できるか未定だったので
ハラハラだったメンタルが影響した。

6月に入ったとたん新芽が出始めた年
→就職活動の採用試験解禁日が6月1日。内定が出た頃。

ほらぁ。全て、息子のイベントに関してのハラハラが、が影響している。
ベンジャミンを見れば、息子の精神状態を把握できるということだ。

この仮説を娘に話したら、

むしろおかーさんのメンタルとリンクしてるんじゃない。

私か。