捨てたい私。捨てたくない先輩。シンデレラフィットをめぐる攻防。

👆なんのことですか(笑)

職場の先輩は図工?工作が得意。

収納アイテムを考えるのが上手で引き出しやキャビネットに仕切りや便利な収納なんかをどんどん作る。

シンデレラフィット?初耳

ある日私がA6(105×148mm)サイズの用紙を入れるちょうどいい入れ物を探していたところ、

かねてから先輩が収集している数ある工作用グッズ

(主にお菓子の空箱、段ボール、クッション材、包装紙、何かの容器etc)

の中から私がイメージした通りの箱を取り出し、ちょいちょいっと工作して、しかも横置きではなく、倒れないように下にマグネットを付けて机に立てて置けるようにする、という優れものを30分程度で作ってしまった。

サイズピッタリ。

よくこんなピッタリな箱持っていましたね。

と感動してわあわあ喜んでいたら、

先輩「ね、この箱さ、シンデレラフィットだね☝️」

私「あ、すみません。聞きとれませんでした・・・し、しんでれら、ふ?なんですか?」

先輩「シンデレラフィット

私「どういう意味ですか?」

先輩「えっ、知らないの?」

私「初耳ですが。」

先輩「うそぉ。」

世間で使われるようになってもう数年になるとのこと。

聞いたら私以外はみんな知っていた。

先輩によると「シンデレラって王子様が差し出したガラスの靴がピッタリ足に合ったでしょ、モノが偶然ぴったりと収まった事を言う言葉なの」だそうだ。

収納や雑貨が好きな人達の間でよく使われるらしい。

これにも驚いてわあわあ喜んでいたら、別の先輩に「良かったですねえ。時代に追いつくことができて」と褒められているのかからかわれているのかわからない言葉をかけてもらった。

えー。へー。私の知識欲にハマった。

シンデレラフィットだ。

それからというもの、しばらくの間は何かを見るとシンデレラフィットしていると脳が認識してしまい、その度に心の中でニヤニヤしていることが続いている。

私は実は「物をたくさん持っている状態が苦手」で、収納を検討する以前に捨ててしまうため、収納の工夫を重視してこなかったからなのかな。

だからこの言葉が入ってこなかったのでしょうね。

どこもかしこもシンデレラ

そしたら今度は頻繁にシンデレラフィットという言葉を目や耳にするようになった。

3日に一度位はテレビやラジオで見聞きする。

新聞の雑誌の広告にも載っている!

周囲の人達がこの言葉を言っているのが聞こえる。

今まで全く気が付かなかった。

こんなに世の中でこの言葉使ってたんだ。

知った途端に今度はやたらと聞こえてくるようになってしまった。

捨てたい私と捨てたくない先輩

その後、なぜか私が色々と捨てている所を先輩に見つかるようになり、「捨ててはいけません。」と言われてしまう。

先輩の指示ですから逆らってはいけません。

ですからこっそり捨てようとするのですが、なぜか気が付かれてしまう。なぜだ。

まあこうやってシンデレラフィットという言葉も知ったし、時々目にする先輩の収納アイデアと工作技術と便利になっていくオフィスには脱帽なので、「捨てていいですか?」と聞くようにしました。

そして大体は取っておくことに(笑)。

2022年7月31日 日曜日 -28-