『マンガでよくわかる 新型コロナの 読むワクチン』を読んで信じて、どうやって濃厚接触者期間を乗り切ったか。

・同じ家の中に発症した人間がいることは、こんなにも恐ろしく思えることなのか。


夫が発症し、私は濃厚接触者となった。
夫が「ひょっとして」と言った時点で夫には2階の自室にこもってもらい、
私は1週間分の食料を買い込み、ガソリンを入れ、灯油を買い、職場に連絡をし、自宅待機が始まった。

食事は部屋の前に置く。
私が去った後に夫がドアを開けて部屋の中に入れるシステム。
ポカリスエット、ティッシュ、除菌スプレー、45リットルのゴミ袋、電気ポット、水、マグカップ、インスタントコーヒー、お菓子をわたす。
会話はマスクをしドア越しまたはスマホで。

私は1階のリビングで過ごす。リビングと自分の寝室ではマスクは外す。

共用となる階段、廊下、トイレ、風呂を使用するときはマスク、使い捨て手袋をし、部屋に戻ったら手を洗う。両端にある玄関とお風呂、トイレの窓は常時少し開け、換気の道を作る。(さすがに夜寝る時は閉める)

石鹸、洗剤等の界面活性剤と大量の水でウイルスは洗い流される。ということを信じ、
お風呂には熱はあるが動ける夫は私の後入り、夫は風呂の掃除(1回目)をして自室に戻る。
衣類は普通に洗濯機で洗って外に干す。
食器はマスクと手袋をして水しぶきに注意して洗う。
トイレとお風呂は毎朝掃除する。

・頼りにしたのは『マンガでよくわかる 新型コロナの 読むワクチン』。

著者の西村秀一先生によれば、

  • 新型コロナウイルス感染症は接触感染ではなく、空気感染である。
  • 空中のウイルスを鼻や口から吸い込んで感染すると考え、空中のウイルスを換気によって追い出し、新鮮な空気を取り入れて感染しない濃度まで希釈する。
  • マスクを正しくつける。
  • 手洗いよりもうがいの方が大切。ヨード液(イソジン)うがいで口の中のウイルス量を減らせ、重症化する確率は確実に減らせる。他者に移さない効果もある。
  • うがいができない時はこまめに緑茶を飲む。
  • 呼気からでる全てが新型コロナウイルスではない。しかも生きたウイルスは実はわずか。長くは生きていない。
  • だから換気換気、と考えれば洗濯や食器を恐れなくてもいい。
  • 手洗いも「必要ない」。そもそも空気感染なのでドアノブやその辺のものにウイルスがつく確率は非常に低い。しかも生きたウイルスは限りなく少ない。

出典:西村秀一.マンガでよくわかる 新型コロナの 読むワクチン.幻冬舎,2022,200p.


出典:西村秀一.もうだまされない 新型コロナの大誤解.幻冬舎,2021,224p.

繰り返し繰り返し読んで対策をした。
起きている間はずーっと緑茶をちょっとずつ飲んでいた。

しかし、わかっちゃいるが「不安」。単純に怖い。
どこまでやったらいいのか、やっている感染対策は正しいのか。
空気感染空気感染』と唱えて換気とマスクをうがいを頑張るのだけれど、
どうしても不安で手洗いも頻繁にやったら、すっかり手が荒れてしまった。
すれ違ったくらいでは感染しない、というのに、
夫が使ったあとのトイレは15分位我慢して「換気されたはず」と自分に言い聞かせて使う。
著者もあきれるだろう。


ところで換気ってどの位?調べてもどれも「数分間」だって。わからない。
きっと窓の位置や風の強さによっても違うからだろう。
じゃあリビングはとりあえず5分以上。寒くなるまでやった。
共用部分は寝ている時間以外は常時だ。

・私の状況を「濃厚接触者不安症」と名付けた。私のメンタルはいつまで持ちこたえるか。

「不安」で疲れているのだ。
私の発症も時間の問題だなあ。と思いながら過ごす。
たった1日でもう疲れた。信じられないくらい面倒だ。

夜布団に入ると幻覚症状なのか、喉がイガイガ、寒気・・・する気がする。
もうダメか。夜中に発熱するかも。と思いながら眠りに落ちる。
翌朝になるとまだ無事。これが毎日続く。

夫の発症から3日。咳はあるが熱が下がり、元気なもんだから自分が感染者だと忘れてしまうのだろう、
ドアを開けて話しかけてくる。共用スペースにマスクをせず出てきて話し、咳やくしゃみをする。
具合が良くなったとたんにこれかよ。
私はなにがなんでも感染したくないし、このまま職場復帰したいのだ。
マスクしてください。と言っただけで不機嫌。いっつもこう。

どういうこと?

・夫の発症日から8日目。濃厚接触者生活終了。たぶん感染しなかった。または無症状感染。


発症日から8日目に隔離終了。私も今のところ発症していない。
または無症状感染。
えらい疲れたけど、なんとか持ちこたえたようだ。

感染対策は正しかったのか?

著者に言わせればきっと「だいぶやりすぎ」な対策だっただろう。
特に手洗いのところ・・・。

だって怖かったんだもん。本当に疲れた。
早く普通に「インフルエンザ」程度の疾病になるといいのに。
こんなことはもう勘弁だ。