クーラーボックスも保冷剤も友達に渡しちゃった息子と台風7号。

冷蔵庫の中身って停電になったらどうするの?

お盆に日本列島を襲った台風7号は、社会人2年目、ひとり暮らし2年目の息子の住む東海地方にも強風と大雨をもたらした。

心配ではあったが、あれこれ聞くのはやめましょう。大人だし社会人だし、今はいろんな情報もネットで手に入るし。それなりに準備もしているはず。と気にはかけつつ連絡せずにいたのだが、
「明日には暴風域に入ります」という時になって

息子
息子

冷蔵庫の中身って停電になったらどうするの?

とのんびりしたことを突然聞いてきた。

私「しばらくは冷えているだろうからすぐにはダメにならないと思うけど、ひとまず常備している保冷剤や氷をたくさん作っておいて、クーラーボックスがあればそこに移すこともできる」
と返信したら、

息子
息子

クーラーボックスも保冷剤も昨日ひとり暮らしの同期にわたしちゃった。

私「………?わたしちゃった?」

川に近い低地にすむ同期の住む部屋の方が被害の危険が高そうで、自分の住む高台はそれほどリスクはないと考えたのだろう、その時は。

ところでさて?
同じく一人暮らしの自分はどうするんだっけ?

としばらくたって思い始めたようだ。
なんなんだろう。この自分に対する危機管理の時差って。
ラジオも持っていないって言うし。

思いつく限りの冷蔵庫の中身をなんとかする方法。

  • もし近所で保冷剤を売っているお店があるなら買ってきて、凍らせておく。
  • 空のペットボトルに水を入れてたくさん凍らせておき、保冷剤代わりにする。
  • 停電したら冷蔵庫の中身でダメになってしまいそうなものから消費する。
  • 会社へ持って行って会社の冷蔵庫に突っ込む。(迷惑がられる可能性大)
  • 最後は潔く諦めて、せっかくだから冷蔵庫内の大掃除をする。

ひとまず思いつくことを伝えたところ、

「あわわわ。い、いまから保冷剤買ってくる・・・。」
強風の中、近所のショッピングセンターに出かけましたとさ。

お風呂に水を貯める。スマホの充電して、車のガソリンを満タンにして(冷房とかスマホの充電にも活用できる)、来週のうちにラジオを買っておくこと。
を追加で伝えた。

ひいい~~。

と言っていた。

幸い雨風は激しかったが停電にもならずに済んで安堵したが、わかってるんだかわかっていないんだか。
確か、ヘルメットとか、防災用品一式持っていた気がするんだけど。それはどうなっているんだろ。

少しでいいから見習ってほしい。常に周到な準備をしている姉。

こちらは完璧。娘は防災オタクなので、防災グッズ、ハザードマップ等、常に準備済み。
ヘルメットから食料まで何から何まで用意してある。

新しく部屋を借りる時も、避難はしごがあるか、なければ避難経路が確保されているか、さらに自治体のハザードマップを調べあげる。
これらが賃貸する際の判断基準になっている位だ。
普段も危険がありそうな時は枕元に防災バッグを置いて寝ている。

大きな川の側に住んでいた頃、非常に強い台風の直撃予想があった時は、

「災害の危険があるので早退します」

と、上司が「えっ?もう???」と言っている間に会社を早退し、実家に防災リュックをしょって避難してきた。
彼女が早退して間もなく会社全体に帰宅指示が出たそうだ。しかも
娘が実家について間もなく電車が運行中止になったんだよね。遅かったら家に帰れなかった。

彼女は避難のタイミングを計ることに長けているらしい。