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・スランプ脱出は、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」の漫画版第2巻がきっかけ
ここ半年以上、読みたいと思う本が全く湧かず(=現れず=読書スランプ)、「暇だ暇だ暇だ」な日々を過ごしていた。
ちょっとしたすき間時間に読むのが好きなので、すきま時間が埋められなくてつまらなかったのね。
それが、ようやく読む本が湧くようになった。
湧いたら湧いたで今度は次から次へと湧き出て来て、「読み待ち」な本が並ぶ。湧く時は一気に湧くんだよなあ。
いやあ、よかった。きっかけになった本は、
「蜜蜂と遠雷」漫画版 <恩田 陸 (原著), 皇なつき (著)> 第2巻 :幻冬舎
4年ぶりに出版されたことを知り電子版を購入した。もう続きは描かないのかな、と諦めていたためうれしくなり購入。
漫画は小説版を少しアレンジしている場面もあるので、原著はどうなってたっけ?と小説をもう一度読みたくなり、小説版を再読開始と相成ったわけ。
これがきっかけになったのか、自然と次々と読みたい本が現れた。なんでかね。
・これから読む本
「本日は、お日柄もよく」原田マハ(著):徳間書店
物を増やさないため、電子書籍で購入して読書をする生活をしているのだが、Kindleはアプリを開く度に「オカユさんにオススメの本」というのを出してくる。
そしてなぜか原田マハさんの小説をしきりに薦めてくる。
私の読書履歴のどこからその発想が出るのか、AIの考えることはよくわからんが、きっと私はどこかで検索したのだろう。
停滞していた読書欲がようやく戻ってきたからか、アプリを開ける度にそんなにオススメするなら何か一冊読んでみようか、という気になり、選んだのがコレ。
もし楽しかったら、原田マハさんの作品をたくさん読んでみようか。
「客観性の落とし穴 」村上 靖彦 (著):筑摩書房
職場の上司から薦められた本。本の嗜好は人それぞれなため、私は人のオススメはあえて聞かないことにしていて、人にも薦めない。
今回も「うーん、まあ、お気持ちだけ」と言いながら社交辞令的に目次を開いてみたところ、
「社会の役に立つことを強制される」
の章がある。
これは私が日頃感じていること。あら、ここだけでも読んでみたい、と思って上司から借りた。
読み終わってから知ったのだけれど、この本は今話題の本らしい。
旬の本を手に取ることはあまりないのだが(だって出たばっかりは高いし借りるにしても予約が殺到するし)、思いもよらず手にすることになった。ラッキーだ。
「あいー永遠に在り 」高田 郁(著):角川春樹事務所
この作品は2015年に出版されている。
高田郁さんの時代物作品はこれを読むとコンプリートしてしまうため、もったいなくて読まずにいたという変な理由だったのだが、やっぱり読みたくなってついに購入してしまった。
高田郁さんの作品は電子書籍がないため、紙の本を購入。
「まいまいつぶろ 」村木 嵐(著):幻冬舎
読書スランプ中、活字不足の物足りない日々は新聞で補っていたのだが、この本は日本経済新聞の6月15日(木)、夕刊12面の「目利きが選ぶ3選」で紹介されていた。
新聞はいいよね。政治経済文化まで多方面の事を知ることができるから。
第九代将軍・徳川家重は身体に麻痺を抱え、口が回らず彼の言葉は周囲には届かない。その家重と、家重の言葉を唯一理解でき、意思を伝え続けた小姓大岡忠光の話ということだ。家重が不自由な身体だったことも知らなかった。
読みごたえがあると直感。読書スランプだったかいがあるかも。
「七つ屋志のぶの宝石匣」19巻 二ノ宮知子 (著):講談社
私は「のだめカンタービレ」以来の二ノ宮さんのファン。
約半年ぶりの新刊が7月に発刊されたため迷わず購入した。
宝石の「気」を感じる不思議な力を持った老舗の質屋の高校2年生の娘・主人公の志のぶと、その質屋に「人間」として質入れされた名家の跡取り北上顕定の宝石と彼らの周囲の人間たちにまつわる半分楽しい話と半分ミステリー。
きっかけがつかめたらあっという間に読みたい本が5冊になった。蜜蜂と遠雷を入れたら6冊もある。やれやれオホホ、たくさんあるではないか(喜)。
当分は持つ。どれから読もうか。
とりあえず上司から借りた本かな。返さないといけないから。