お風呂の蛇口についた水垢。クエン酸でも重曹でもなく、ふき取るのが一番効果的


・時間がたった水垢を取り除くことはほぼできない

去年まで住んでいた家では、お風呂の鏡と蛇口の水垢は「経年劣化」と割り切っていた。
割り切ったというのは途中からで、子育てだ仕事だ家事だと目まぐるしく生活し、水垢は「とりあえず後回し」としているうちに簡単には取れない状況になっていたというのが正直なところ。

それでも時折やっぱり「それではいけない」と、テレビやネットで誰もが言う「クエン酸や重曹を使って水垢を落とす!」という方法を試みてみたが、ピッカピカ、という程の効果はなかった。
少しはマシになった?程度。

激落ちくんのようなメラミンスポンジも効果なし。

サンドペーパーで削れば少しは落ちた気がしたけれど、同時に削ったそばからキズがつくのでやってはいけない。実はちょっとやってみたらみるみる傷がついたのですぐやめた。
水垢専用のサンドペーパーというものがあるらしいので、そっちを使うべきだったのね。

・軽傷ならそれなりに落ちる。素材にもよる

水垢がまだ新しかったり、素材によってならそれなりに効果があった。

買ったばかりのステンレス製の水切りカゴの水受けトレーの水垢は短時間で取れた。
3年使っているコーヒーメーカーのプラスチック面の水垢はよく取れたが、ガラス面には効果がなかった。
多少頑固でも、プラスチック面なら比較的よく落ちるが、ガラス面には効果がないようだ。

・水滴や乾いた時にうっすらとつく跡を拭きとることが効果的

新たな住まいの蛇口はピカピカだ。
ピカピカは気持ちがいい。と思っていただけで何もしなかったら、ひと月過ぎた頃、蛇口の表面に白いウロコのような跡が付き始めた。これが水垢の始まり。
今度こそ水垢はつけない。始めたのは蛇口に残った水滴や乾いた時にうっすらとつく跡をふき取ることだった。拭き取ってしまえばつきようがない。

毎日は面倒なので、お風呂と洗面所の蛇口は週に1回だけ、乾いた布で水滴の跡をふき取る。
台所の蛇口は夕食の食器洗いのあと拭いている。丁寧に拭いても1~2分。

ちなみに今の住まいのお風呂に鏡はないので鏡の心配しなくていい。助かる。

・頑張らない。忙しい人はらなくてもできなくてもいい

時々拭けって言われたって、忙しい時期はできません。子供が小さい時、働いている時、私にそんな時間はなかった。

ま、そのうちに。なんて思いつつお風呂の鏡も水道も白くなっていくのを見ていたが、実は見慣れた光景ならそこまで「汚い」とか「見た目が悪い」とか思わないものなのである。
思ったとしても毎日のことなので、不潔に感じるものでもない。

肝心なのは不潔に感じるかどうか。忙しくてできなくても、気になっていても、後回しにしていいと思う。だって、水垢がついた蛇口や鏡をわざわざ見に来る知人ご近所さんはいないもの。