・「香害」とは
「香害」とは、香りによって不快感を感じたり、健康への影響が生じることだ。
具体的には、香料や化学物質の臭いが原因で、頭痛、めまい、吐き気、咳、ひどくなると呼吸困難、アレルギー反応などの症状を引き起こす。
香害の原因となる香りは、様々なものがある。例えば、化粧品や柔軟剤、香水、芳香剤などの日用品。家なら壁紙や家具、カーペット等がある。
化学物質過敏症を発症するきっかけになると言われてるが、詳しいメカニズムについては解明されていないそうだ。
多くの人にとって「良い香り」なだけに、その香りが苦痛な人（＝私）は、「神経質」と言われることが多い。
・良い香りなのに「頭痛が起こる」不条理
中には一度経験した香りによる不調が引き金となって日常生活に支障をきたす人もいるそうだから、社会問題にもなるわけだ。
私の場合そこまで重症ではないが、化粧品、香水、柔軟剤、洗剤、芳香剤、それから防虫剤の香りを嗅ぐと、香りによっては「キーン」という頭痛が発生する。
それらの香りをまとった人とすれ違っただけで頭痛が起きる。離れれば頭痛はおさまる。
お店の前を通るだけで頭痛が起きるので、お店を避けたり、鼻にハンカチをあて息を止めて通ったりしている。
「素敵。入ってみたい」と思って入店しても1分たたずに出てくる残念さである。
通販で届いたカーペットの匂いで具合が悪くなり、返品したこともある。
しかし夫は防虫剤で満たされた部屋でドアを閉めて熟睡できる。私なんて閉められた扉から漏れ出る防虫剤の刺激臭で頭痛ばかりか目も染みてくるのに。
私のことを「神経質」と言うだけのことはある。
・安心して使える無香料のヘアオイル「La Sana（ラサーナ）海藻 ヘア エッセンス しっとり」
そんな私が見つけた最強のアイテムがこの無香料の「La Sana（ラサーナ） 海藻 ヘア エッセンス しっとり」。
ここにたどり着くまで何度失敗したことか。無香料なんてこの世にないと思っていたらあったよ。
今まで「微香」でなんとか使えそうなものを使っていたが、これは完璧に「無香料」だ。心から安心して使える。
髪を洗った後、ドライヤーで乾かす前につけるものだが、私は朝起きてからパサパサしボワッと広がった髪を落ち着けるために使っている。
たくさんつけるとべとべとしてしまうので、ショートヘアの私はワンプッシュ。
手のひらに広げて最初は毛先に、次に広がりやすい部分、最後に髪全体に。
買う時はちょっとお高いと思うけど、75mlで2〜3か月は余裕で持つから、そう考えるとむしろ安いかな。
・QOL（生活の質）は人それぞれだから難しい
最近になって「香害」という言葉が現れ、それに苦しむ人たちが声を上げ始めた。
日本人が体臭や香りに敏感になり、柔軟剤や芳香剤などが一般的に普及するようになってからだと思う。（欧米化？）
今まで「気にしすぎ」とか「神経質」等と言われてきたが、私だけではないとわかったのでほっとした。
とはいえ相手側にもそれなりの理由があってその香りを付けているわけで、香りへの反応には個人差があるし、ただたんに「好き」という理由もあれば、体臭を気にしてとか洗濯物の部屋干しをするため、ということもある。
QOL（生活の質）は人それぞれだから難しい。
