ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを聴いて、ジェンダー平等と箱根駅伝を思ったお正月

お正月のお楽しみはウィーン・フィル(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)のニューイヤーコンサート


初詣や初売りでお買い物をしている人たちをテレビで横目で見て
「おお寒。お正月は家で過ごすのが一番」と
家に引きこもるお正月を満喫している私のお楽しみは、1日夜のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのテレビ放送を録画して翌日見ること。

ワルツやポルカを聴いているだけでワクワク楽しい気持ちになるよ。
3拍子は明るく希望が持てる、テンションが上がるリズムだよねえ。
とワクワクしながら聞いている。
知らない曲ばっかりなんだけどね。
でもクラシック音楽なんて知らない曲の方が多いんだからいいの。
楽しくてノリがよければ。

あのハレのリズムのおかげで
今年一年なんとかなるだろう。頑張ろう。
年明けの仕事も行きたくない気持ちマックスだけどなんとか行くか。
という気持ちになれる。

ウイーン楽友協会大ホールの絢爛豪華な金ぴかのホールで、正装した観客が楽しそうに聞いているのを見るのも好き。

ヨーロッパはクラシック界もジェンダー平等が進んでいる

「素敵だなあ」と思ったのが、今年のニューイヤーコンサートに出演したウイーン少女合唱団
2004年に誕生したそうだ。525年の歴史を誇るウイーン少年合唱団と一緒に歌声を響かせた。

そういえばウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団というヨーロッパの歴史あるオーケストラは、かつては男性の団員のみ入団すること許されていたということだけれど、
1990年代後半から女性が入団するようになったそうだ。
ジェンダー平等が進んでいるヨーロッパでは、クラシック界の改革もどんどん進んでいて、
少女合唱団もそんなことから誕生している。
そうはいってもオーケストラは女性だから男性だからという理由で入れるはずはなく、もちろん実力社会である。
だからこそのジェンダー平等なのだよ。

ちなみに2日と3日は箱根駅伝を見るのも好き。

箱根駅伝は2日と3日のお楽しみ。
ジーっと見ているのではないが、掃除をしながら、洗濯をしながら、新聞を読みながら、テレビの前を通るたびに進捗状況を確認している。
それで順位が入れ替わったとか、追い抜いた、追い越されたとかをハラハラと見ている。

今年は関東学生大学連合(予選会を突破できなかった大学の選抜チーム)のトップバッターがものすごく飛ばして、1区を途中まで1位で最後は3位でタスキを次のランナーに受け渡したけど、

給水はどうなっているのかな?同じ大学の人が給水してくれるのかな?と心配したり、
先頭なのに「1位」って言ってもらえなくてなんだか悲しくなったり(オープン参加だから順位はつかないからだなあ)、

走り終わったランナーにタオルをもって駆け寄ってくる他の大学のようなサポートは見られず、自分で歩いてその場から去っていくのを見て、思わず涙ぐんでしまったりしていた。

なんてことをしてグダグダ過ごす良いお正月だった。

ジェンダー的にはいつか「箱根駅伝女子バージョン」も楽しみにしていようかな。