ギリギリがいいんだなぁ。

かつて一緒に仕事をした上司は、はたから見るとのんびりしていて、考えているんだかいないんだか、

案件の決断はいつもギリギリ。

一般的には

「計画的に早めに準備をして進めましょう。」

だと思うし、その方が何事もうまく進むはずでしょ。なのにさ、

ぎりぎりですが結果はパーフェクト

仕事を一緒にするようになった始めの頃は

「のんびりした風上司」

の仕事を見ていて私ばかり焦って、

「どうなってます?」

と何度も進捗を聞いていました。

いつも「そ〜ですね〜、あそこがあれだとこうなるしぃ、こうするとああなってしまうしぃ。どうしようかなぁ。」と悩んでいる。

間に合うのだろうか?期日は来週だよ。大丈夫?期日は3日後だよ?

おいおい明日だよ!!!!

とまできたところで

「おまたせしました。ニッコリ」

毎回このパターン。

そして回答や結論はバッチリ

ウーム。私の仕事のやり方を見直してみた方がいいのかも。

仕事は早め早めにやりたい自分

かたや私は自分では計画的に早めに進めて余裕を持たせたいたち。

手際よくまとめて早めに先方と調整し、期日よりは余裕をもって案件を完了させる。

仕事早いね。なあんて言われるとご満悦。

ところがね。本来の期日までの間にあんまり早々と仕上げてしまったゆえに、

「変更、再調整」

ということを度々起こしてしまうのです。

上司も私もキチンと期日までに仕事を終えている。

でも学んだ。

早ければいいってものでもないんだ。

結局変更や再調整、訂正文を作って差し替え、等は逆にクオリティが下がるよね。

「すみませんが、変更がありました。」

「変更がありますので、先日お渡しした書類を差し替えてください」

では信用も落ちます。

落ち着いていて丁寧な仕事ぶりが目標

それから色々な人と仕事をしてきていますが、大体の場合、仕事ができて周りからの信頼が厚い上司は

「のんびりした風上司」の方達という印象です。

のんびりしている、ではなく、

落ち着いていて丁寧な仕事ぶり

って事ですよね。私も見習いたいと思い、

担当した業務を行う時は、

「ゆっくり、ゆっくり」

と言い聞かせながら仕事をするようになりました。

そうしないとすぐに元の早め早めのお仕事をして

逆に二度手間三度手間となる羽目になるから。

でも忘れてペースを上げて仕事をしてしまい、

「またやっちまった。急ぎすぎ」

と反省することもしばしばあります。

自分の仕事ぶりに逆に焦るね。

待てる時は1日待ってよく考えてから進める。

急ぎの仕事でも即答は避けて5分でも30分でもいいから立ち止まる。

書類を読み返す。

色々と考える。

落ち着いて考える。

周囲に相談する。

いったんその案件から離れる=客観的に外の視点から見る。

焦っているときほど「急がば回れ」なんだわ。

例えば

「1日待って翌日改めて始める」ってすごくって、前日と翌日と出す結論が全く違う事がよく起きます。

そして待って(=よく考えて)出した結論がうまくいく事が多いです。

「ステイ!(待て)」

と自分に言い聞かせています。

もちろんそれではだめなお仕事もたくさんあります。あくまで個人の感想です。

先方に苦情を言いたくなる時

これって先方に訂正や苦情を言いたくなる時も使えます。

その場で「カチン」とした時にすーぐ相手に連絡すると、よく

「いやいや、もうそちらに届いているはずです。」

「書いていないとおっしゃいますが、〇〇ページに載っています」

「さっきメールでお知らせしましたよ。」

といった事を言われて恥ずかしい思いをしてしまいます。

怒ったときほど1日

「ステイ!(待て)」

でございます。

はー。失敗ばっかり。へこむわぁ。

2022年8月14日 日曜日 -42-