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信州(長野)善光寺雲上殿納骨堂
故郷の信州にある国宝「善光寺」さん。御本堂の先にある地附山の中腹、善光寺平(長野市)を一望できる所に雲上殿納骨堂はある。
ここは、宗教、宗派の区別なく、収まりたい人達全てを受け入れてくれる納骨堂だ。
納骨堂の前は広場になっており、桜の時期はそれはそれはきれい。
私は高校生の頃は自転車で、大人になっても、桜や緑溢れる雲上殿から見渡す善光寺平(長野市)が好きで度々遊びに来ていた。
海外からの友人も連れて来た。
小さい頃の娘も連れて来たことがある。(娘は覚えていない)
若い頃は納骨堂のことなど全く意識しておらず、桜の名所という感覚だったけど、よもや私の納骨をお願いするとは。ご縁だねぇ。
少しずつ着々と自分の終活をしている私は、今年に入って自分が死んだらこの雲上殿に納骨させて頂こうと決めた。
長野県民は進学や就職で地元を離れても、何年かして長野に戻る人が多い。私もいつか戻りたいと思いつつ、40年近くを県外で過ごしてきた。最後の地はここ。
完璧な帰省だと満足している。
そのうち見学にでも行ってみようとのんびりしていたら、娘が
「あら、なら早速見学に行きましょうよ」と一泊二日の日程を組み、
せっかくならと善光寺の宿坊の予約をし、
せっかくならとばあばちゃん(私の母)も誘い、
せっかくならと雲上殿に電話を入れ、見学の予約もとった。
あっという間だ。速い………。
娘の好きな言葉は「予約」「指定席」「事前連絡」。嫌いな行為は「列に並ぶ」だそうだ。さすが………
職員さんの案内で雲上殿内を見学
私の母、私、娘の三世代で伺ったため、案内の職員さんも思わず「どなたの納骨の事でいらしたのですか?」と。そりゃそうだ。
この場合、一見候補と見えるのが私の母(81歳)。だが、娘が
私の母です。あ、ここにいます。まだ生きてます。死ぬ予定は今のところありません。
と私を紹介し、笑っていんだがなんだかわからない状態で見学スタート。
「あ、終活ですね」と職員の方は丁寧に雲上殿の中を案内してくださった。
ちなみに母は父がすでに入っているお墓に入る予定。私は嫁に行った身だが、夫の家のお墓には入らないつもり。それで今回の見学となっている。
善光寺は宗教、宗派を問わず善光寺をよりどころにするすべての人を救済してくださる寺院。
雲上殿納骨堂も同様。納骨を望む全ての人を受け入れてくださる。
キリスト教など他宗教の方も納骨しているそうだ。
- 区画型納骨堂
霊龕(れいがん):少人数向けの納骨堂
霊壇(れいだん):大人数向けの納骨堂 - 個別納骨
お骨を納骨室で預り、参拝したい時に参拝所に遺骨を出して参拝できる - 合葬納骨
境内で他の方と一緒に合葬する
- 位牌を安置することができる。生前から可能。生前の場合は赤字で名前が刻まれる。納骨されると黒字にするそうだ。
- 納骨の際や、一回忌や3回忌などの節目に善光寺の御住職から読経を上げていただける。個別法要と、他のご家族様と合同で執り行う通常供養がある。
- 動物納骨もある。
私は合葬納骨をするつもり
他にも
- 合同納骨は納骨料が100,000円と費用が高くない
- 管理費がかからない。亡くなった後の支払いの心配をしなくていい
- 善光寺さんに読経を上げていただける
- 管理をする親族がいなくなっても無縁墓(放置墓)にならない
- 性別、身分、宗教を問わず迎えてくれる善光寺の教えに賛同している
- 納骨堂から見渡せる善光寺平(長野市)の景観が素晴らしい。いつでも故郷が見渡せる場所で眠れるのはありがたい
- 納骨堂前の広場は広く、四季折々の木々と緑は見事だ。暗いイメージはなく、とても明るい
こんなとこかな。
子供達にたのむつもりだったが、事前申し込みができる事がわかったので、早速申し込みしたくなった。
近いうちにお願いしようと思う。
隣で娘が「私もここにする!」と手を上げていたが、一緒に来た私の母に「あなたはまだ早い!」と言われていたよ(笑)
おまけ:納骨堂の見学方法
年中無休。
事前に連絡しておくと、納骨堂全体を案内してもらえる。空いている区画納骨室の中も開けて見せてもらえる。
もちろん予約しなくても見学可能。行ったときに手が空いている職員さんがいれば案内してくれる。
場所は善光寺から約一キロ。車で10分かからない。JR長野駅からも車なら15分位で着く。
(参考)
善光寺
https://www.zenkoji.jp/
善光寺雲上殿
ttps://unjouden.zenkoji.jp/
(参照2023年9月30日)